そらとかぜ 学童 石垣 放課後児童クラブ こども創造塾 学童保育 石垣島 真栄里 自然 三島由春 名物テレビマン 校長先生
イエナプランコンセプトの19の原則 (K・ボットとK・フロイデンヒル 1992年・三島由春加筆、修正)
人間について
1.
どんな人も、世界にたった一人しかいない人です。つまり、どの子どももどの大人も一人一人がほかの人や物によっては取り換えることのできない、かけがえのない価値を持っています。
2.
どの人も自分らしく成長していく権利を持っています。自分らしく成長する、というのは、次のようなことを前提にしています。つまり、誰からも影響を受けずに独立していること、自分自身で自分の頭を使ってものごとについて判断する気持ちを持てること、創造的な態度、人と人との関係について正しいものを求めようとする姿勢です。自分らしく成長して行く権利は、人種や国籍、性別、(同性愛であるとか異性愛であるなどの)その人が持っている性的な傾向、生れついた社会的な背景、宗教や信条、または、何らかの障害を持っているかどうかなどによって絶対に左右されるものであってはなりません。
3.
どの人も自分らしく成長するためには、次のようなものと、その人だけにしかない特別の関係を持っています。つまり、ほかの人々との関係、自然や文化について実際に感じたり触れたりすることのできるものとの関係、また、感じたり触れたりすることはできないけれども現実であると認めるものとの関係です。
4.
どの人も、いつも、その人だけに独特のひとまとまりの人格を持った人間として受け入れられ、できる限りそれに応じて待遇され、話しかけられなければなりません。
5.
どの人も文化の担い手として、また、文化の改革者として受け入れられ、できる限りそれに応じて待遇され、話しかけられなければなりません。
社会について
6.
わたしたちはみな、それぞれの人がもっている、かけがえのない価値を尊重しあう社会を作っていかなくてはなりません。
7.
わたしたちはみな、それぞれの人の固有の性質(アイデンティティ)を伸ばすための場や、そのための刺激が与えられるような社会をつくっていかなくてはなりません。
8.
わたしたちはみな、公正と平和と建設性を高めるという立場から、人と人との間の違いやそれぞれの人が成長したり変化したりしていくことを、受け入れる社会をつくっていかなくてはなりません。
9.
わたしたちはみな、地球と世界とを大事にし、また、注意深く守っていく社会を作っていかなくてはなりません。
10.
わたしたちはみな、自然の恵みや文化の恵みを、未来に生きる人たちのために、責任を持って使うような社会を作っていかなくてはなりません。
学びの場(放課後児童クラブ)について
11.
学びの場(放課後児童クラブ)とは、そこにかかわっている人たちすべてにとって、独立した、しかも共同して作る組織です。学びの場(放課後児童クラブ)は、社会からの影響も受けますが、それと同時に、社会に対しても影響を与えるものです。
12.
学びの場(放課後児童クラブ)で働く大人たちは、1から10までの原則を子どもたちの学びの出発点として仕事をします。
13.
学びの場(放課後児童クラブ)で遊びの内容は、子どもたちが実際に生きている暮らしの世界と、(知識や感情を通じて得られる)経験の世界とから、そしてまた、<人々>と<社会>の発展にとって大切な手段であると考えられる、私たちの社会が持っている大切な文化の恵みの中から引き出されます。
14.
学びの場(放課後児童クラブ)では、育成活動は、教育学的によく考えられた道具を用いて、教育学的によく考えられた環境を用意したうえで行います。
15.
学びの場(放課後児童クラブ)では、教育活動は、対話・遊び・仕事(学習)・催しという4つの基本的な活動が、交互にリズミカルにあらわれるという形で行います。
16.
学びの場(放課後児童クラブ)では、子どもたちがお互いに学びあったり助け合ったりすることができるように、年齢や発達の程度の違いのある子どもたちを慎重に検討して組み合わせたグループを作ります。
17.
学びの場(放課後児童クラブ)では、子どもが一人でやれる遊びと、グループリーダー(支援員)が指示したり指導したりする遊びとがお互いに補いあうように交互に行われます。グループリーダー(支援員)が指示したり指導したりする遊びは、特に、レベルの向上を目的としています。一人でやる遊びでも、グループリーダー(支援員)から指示や指導を受けて行う遊びでも、何よりも、子ども自身の好奇心と集中、意欲が重要な役割を果たします。
18.
学びの場(放課後児童クラブ)では、遊びの基本である、経験すること、発見すること、探究することなどとともに、他者との協働と気付きという活動が中心的な位置を占めます。
19.
学びの場(放課後児童クラブ)では、何かを変えたりより良いものにしたりする、というのは、常日頃からいつでも続けて行わなければならないことです。そのためには、実際にやってみるということと、それについてよく考えてみることとを、いつも交互に繰り返すという態度を持っていなくてはなりません。
イエナプランコンセプトとは?
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